縦型「焦点距離・曲率半径測定器」(形式:TAMC-250)での使用方法(動画)
 
仕様
 
1)コリメーター 焦点距離300m/m
2)測定範囲 0〜250m/m   精度 5/1000
曲率半径250m/mまで可能
3)顕微鏡 対物レンズ 5倍、10倍、20倍  各1個
4)コリメーターランプ明るさ調整可能   12V-12W
5)三爪チャックホルダー
6)コリメーター電源 AC100V
 
使用目的
 
・焦点距離の測定      ノーダルスライド方式による
・曲率半径の測定
・バックフォーカス(b.f)の測定
 
光学系
 
1)コリメーター 焦点距離300m/m
  チャート ジーメンスター 1個
十字線チャート 1個
2)顕微鏡 対物レンズ   5倍  鏡筒長160m/mを使用しています。
 他社のレンズは使用できません。
  ニコン製は鏡筒長200m/m
  オリンパス製は鏡筒長180m/m
 対物レンズは無限の物が多くなりました
対物レンズ  10倍
対物レンズ  20倍
接眼レンズ  10倍  ケルナー25m/m(視度調整付)
接眼チャート  φ15 t1.2   クロス十字1/100線巾ポジタイプ
十字チャート  φ15 t1.2   クロス十字1/100線巾ネガタイプ
プリズム  20x20
 
測定方法
 
焦点距離はノーダルスライド方式による 求め方1
曲率半径は 求め方2
 
測長器
  ミツトヨ製 説明書による
 
電気系
  電 源    AC100V
トランス   6V2A
可変抵抗  5Ω
ランプ    12W可変式
ヒューズ   1A
 
注意事項
  測定には、常温で使用してください。
視度には注意して、時間帯を決めて測定してください。
 
寸法
  幅 1100m/m x 奥行 250m/m x 高さ 400m/m
 
重量
  本体 約10kg
 
保証期間
  1年間(ランプ除く)
 

※1 ノーダルスライド法による焦点距離の求め方
  手順
   1 レンズホルダーにガラス板等を取り付けます。
 2 接眼レンズの視度を合わせます。
 3 ガラス板に照明を当てる。
 4 顕微鏡とレンズホルダーを移動させてガラス表面にピントを合わせる。
 5 レンズホルダーを振りながら両方を移動させて像の動かない位置を検出します。
   弊社 考案の方法で早く見つけることが出来ます。
     これがノーダルポイント(回転中心)です(主点)。
        (当社の製品は其の位置を0点になるよう設定してあります)
 
  1 測長器の電源を入れ0目盛に設定します。
1 コリメーターのランプ点灯する。
1 測定物を取り付けます。
1 あらかじめ顕微鏡と測定物の中心にくる様に
   Y軸、Z軸で合わせて下さい。
1 顕微鏡を覗きながら結像点を見つけて下さい。
   (弊社考案の棒を使用する)
1 顕微鏡を覗きながらレンズホルダーのX軸を移動と振りながら
   像の動かない位置を検出する(何度もくりかえす必要があります)。
   3−4回の平均値を出して下さい。
1 平均値の数字を焦点距離とする。
 
 
※2 曲率半径の求め方
  手順
   1 レンズホルダーに凹レンズを取り付ける。
     上記※1の手順1〜5と同じ
       但し、コートが施されていると反射が薄くて測定がむずかしい。
 2 顕微鏡を覗きながら移動させて結像点を見つける。
     中心を合わせるのに時間がかかります。
     合わせ方、室内を暗くする。
1)


2)


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